長期保有者MVRV
強気弱気サイクル / 天井・底値 · CoinBoss指標センター
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Source: blockchain.info on-chain statistics, refreshed every 12 hours.
まず155日というラインについて
Glassnode による過去の UTXO 消費確率の分析から、コインが約155日を超えて動かないと、その後に使用される確率が大きく低下することが分かっている。この閾値によって供給は2つのグループに分けられる。155日超を保有しているのが長期保有者(LTH)、それ以内が短期保有者(STH)である。LTH-MVRV は長期保有者のコホートのみを対象に MVRV を計算したもの——現在価格が「ベテラン勢」の平均取得コストの何倍にあたるかを示す。
なぜベテラン勢だけを切り出すのか
長期保有者は市場で最も取得コストが低く、最も経験豊富で、行動が最も規則的なコホートである。ベア相場の底では買い集めを続け、ブル相場の後半には新規参入者へ売り抜けていく。LTH-MVRV はまさにこの層の含み益の状態を切り出す。読み値が極端に高いときは、ベテラン勢の含み益——すなわち売り抜けのインセンティブ——が最大化していることを意味し、主要なサイクル天井はいずれも LTH-MVRV の極端な高水準を伴ってきた。読み値が1付近あるいはそれ以下まで下がれば、最も低コストの層ですら含み損に近いことを意味し、歴史的には投げ売り型の底に対応している。
解釈上の注意点
3点ある。第一に、LTH のコストベースは非常に低いため、LTH-MVRV の絶対値は通常の MVRV よりはるかに高く推移する——両者の閾値を混用してはならない。第二に、Glassnode の算出はエンティティ調整済み(個々の UTXO ではなく、ウォレットエンティティの加重平均購入時期でコホートを判定)であり、データプロバイダーごとに LTH の定義が異なるため、サイト間で数値は一致しない。第三に、これが反映するのは「インセンティブ」であって「行動」ではない——ベテランの含み益が大きくてもすぐに売るとは限らないので、彼らが実際に売った際の損益を示す LTH-SOPR と組み合わせて見るとより完全になる。
Beyond cycle positioning, gauge short-term sentiment with market-wide liquidations and BTC liquidation data.