MVRV レシオ

強気弱気サイクル / 天井・底値 · CoinBoss指標センター

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Source: blockchain.info on-chain statistics, refreshed every 12 hours.

市場時価総額とオンチェーン上の平均取得コスト

MVRV = 市場時価総額 ÷ 実現時価総額(Realized Cap)で計算されます。実現時価総額は、2018年に Coin Metrics の Nic Carter と Antoine Le Calvez によって導入された指標で、各コインを最後にオンチェーンで移動したときの価格で評価して合計したものであり、全ホルダーの平均取得コストの近似値となります。したがって MVRV は「市場は現在、平均取得コストの何倍を支払っているのか」、すなわち市場全体の平均含み益の倍率を示す指標として読み取ることができます。

2つの古典的なしきい値

Murad Mahmudov と David Puell は、2018年10月の最初の記事で、経験則にもとづく2つの水準を特定しました。3.7を上回ると平均の含み益は約3倍に達し、歴史的にはサイクル天井圏を示唆します。1を下回ると価格はネットワーク全体の平均取得コストを割り込み、大半のホルダーが含み損を抱えている状態となります。これはまれにしか現れない深い底値シグナルで、2015年、2018年末、2022年半ばに短期間だけ出現しました。

機能する理由と、機能しない場合

そのロジックは次のとおりです。含み益が大きいほど利益確定のインセンティブが強まり、売り圧力が高まります。逆に含み損が広がると、投げ売りはやがて出尽くします。弱点も同じロジックから生じます。しきい値は過去のサイクルに合わせて調整されたものであり、市場が拡大し機関投資家化が進むにつれて、MVRV のサイクル天井は回を追うごとに切り下がってきました(2021年の天井は3.7に届きませんでした)。これらの水準は固定ではなく、徐々にずれていくものとして扱うべきです。また、大昔の価格で評価されたまま失われたコインは、分母を恒久的に過小評価させます。

MVRVファミリー

MVRV は一連の指標ファミリーの親にあたります。標準偏差で正規化すると MVRV Z-Score になり、供給量を保有期間で分けると LTH-MVRV と STH-MVRV になり、(市場時価総額 − 実現時価総額)÷ 市場時価総額 を取ると NUPL になります。いずれも「価格と平均取得コストの比較」という同じ仕組みを共有しており、単独の数値よりも、複数の指標が同じ方向を示すことのほうが大きな意味を持ちます。
Beyond cycle positioning, gauge short-term sentiment with market-wide liquidations and BTC liquidation data.